部活に充てていた熱量を仕事にも充てられたら凄いことになる

中学、高校とバレーボール部でした。大学はバレーボールサークルでした。大学生の際はサークルでしたが、中高の部活の時以上の熱量をもって没頭していました。人生で没頭していたことのランキングを作るとしたら、間違いなくベスト3に入ります。
熱量って結構大事だと思うんですよね、物事を成し遂げる際に。寝てもさめてもそのことばかりが自然に頭に浮か
んできてしまうようなこと、単純にやっていて楽しいこと、努力が苦にならないことっていうのが、人それぞれにあると思うのですが、そんなときには自分自身の最大限の能力を発揮できますし、またその能力の最大値時代を大きく伸ばすことができるものです。
それがたまたま私のように学生時代にやっていたスポーツの人もいるでしょうし、同じように学生時代にやっていたバンドの人もいるでしょう。ある人は受験勉強や海外留学での勉
強がそうかもしれません。また、仕事がそうという人もいるでしょう。無意識のうちに初めてついた仕事がそういう、自分の人生でもっとも没頭できる仕事だった人は、最高に幸せな人の一人だと思います。だって、仕事は学校を卒業した後30年、40年、これからは下手すると50年、60年と続けていくものですから、そういうものがずっと没頭し続けられるものであるということ自体がすごくハッピーだとおもいます。先にも書きました
が、寝てもさめても自然に(悪い意味ではなく)そのことを考えてしまって、それに対して努力することが苦にならずむしろ楽しいなんて、もし仕事がそうだったら本当に最高です。
でも、残念ながら、多くの人は、現在の仕事が、そんなに没頭できる幸せな仕事ではないと感じているように思います。私自身もそうです。
そこで、その違いはどんなところにあるのか、部活でやるスポーツとの違いという観点で、考えてみたいと思います。

最大の違いは、目的がシンプルではっきりしているということがあると思います。部活でやるスポーツは、明らかに、強くなって○○の大会で勝利するという明確な目標があって、それに向かって練習をするというシンプルな目的があります。団体競技であっても、個人の役割というのは明確ですから、なにをしなければいけない、なにを強化しなければならないということがはっきりしています。また、大会であれば日程が決まっていますか
ら、そこをデッドラインに、そこから逆算してそこまでになにかを成し遂げなければならないということも自ずと決まってきます。非常にシンプルです。一方で、戦略はいろいろありますから、構成メンバーの長所や短所にあわせた練習プランや、試合での作戦を考える楽しみがあります。それは部活としての時間でもちろんやるのですが、部活のない時間に、個人個人が考えて自由に努力することももちろん奨励されていて、その個人の自由な
努力の成果が現れてくると、部活の練習や大会で活躍できる可能性が高まるという、シンプルな側面、仕組みが成立しています。
これはスポーツの世界では当たり前のことですが、いわゆる会社組織での仕事という意味では、だいぶ状況が違います。
まず、会社組織の仕事はものすごく複雑です。会社としての目的自体ですら、スポーツのように、試合に勝つこと、といったように単純に整理し切れません。通常の営利企業であれば、会社と
しての利益を最大化するという大きくシンプルな目的がありますが、それだけでなく、従業員やその家族の生活を守るという側面も持ちます。この二つは、本質的には相反しています。なぜなら、会社の利益を最大化したいなら、会社にとってのコストである、従業員に支払う給料を限りなくゼロにしてしまえば言いわけですが、それでは従業員は暮らしていけないからです。当然ふつうの会社はそんなことはせず、従業員に妥当な報酬を払って
、利益を会社と従業員で分け合うということをしているのです。これだけみても、没頭するための目的としては、多少曖昧になってしまいます。目的がぶれてしまうため、没頭しきれないということです。つまり、あなたが従業員であったとして、その目的をどこにおくか、たとえば、自分の給料を最大化したいと考えると、会社に対する貢献は変わらなくとも自分がもらう給料だけ増やしてほしい的な発想が生じかねないからです。これは会社
員としてはよい考え方ではなくて、会社の売り上げを増やせるような貢献をして、その一部を自分の給料増に回してもらうようにするというのが正解です。会社員としては。ただ、シンプルじゃないんですよね。部活のスポーツでは、自分ががんばったらがんばった分だけ自分に帰ってきますが、組織で仕事をしているとそういうふうにはなりません。あるいは、なる度合いが小さいです。私自身、このジレンマには常に悩まされています。一方
で、もしかしたら将来十分に働けないような状況になったとしても、会社がそのときは守ってくれるかもしれないなあ、と考えたり、あるいは、今はまだ若手の下積み時代だから仕方ないなあ、と考えたりしてしまいます。
会社組織という仕組みは、社会の仕組みという観点では非常に優れた点がたくさんある仕組みで、だからこそこれだけ現代の資本主義世界の中で普及しているのですが、個人が没頭して努力する対象という観点では、きわ
めてシンプルなスポーツというものにすごく劣るという点があります。
この事実をふまえ、ではどういう考え方をしたら今の仕事に没頭できるようになるのか、あるいは、どのような仕事なら没頭できるのか、というのは、引き続き考え中ですが、どこかでまた記事にしたいとおもいます。




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